woman soloist
今回のカナダ旅行は、International Women's Brass Conference(IWBC)に日本のバンドを連れていくのがメインでした。2003年にIWBCのコンペティションを受けに行き、第2位をいただいたのをきっかけに、前回の2006年にはリサイタルを開催しました。そして、今回、仲間を連れていったのです。
IWBCについては色々書きたいことがありますが、この方のことは1番に書きたいというのが、キャロル・ダーン・ラインハルトさんです。
キャロルさんは、女性のトランペットのソリストのハシリです。すばらしい演奏技術ばかりでなく、その素敵な容姿で、日本でも大人気だったそうです。そして、女性として初めてウィーンの音楽院の教授になりました。ホントに憧れの人です。
彼女には、2003年に初めてコンペティターとして参加したときも、何度もレッスンしていただき、とてもかわいがってもらいました。こんな素敵な容姿ですが、かなりの努力の人です。新曲の2,3回以外はすべて暗譜だったと言いますし、私がフレーズの最後に息が足りなくなったら「マッスル!マッスル!」と言われ、筋肉を使って息を絞り出せと笑っていわれました。
彼女が来日したとき、日本のオーケストラをバックに演奏したDVDを持っていて、毎回見せてくれます。そのオーケストラには、大家さんの旦那様もいて、大家さんともお友達、我が家にきたこともあるそうです。
今回も、日本人がたくさん参加していたことをとても喜んでくださっていて、私たちにそのDVDを見せたいと言ってくれました。始め、若いメンバーがダウンタウンに買い物に行くと、その誘いを断ってしまったので、ちょっと心配していましたが、次の日にまたちゃんと時間を作ってくださって、みんなで映像を楽しみました。日本の映像なので、私たちに見せたくて仕方ないのですね。ホントにとっても朗らかな、かわいい方です。私たちの本番もリハから見てくれて、とてもほめてくれました。私にとって、ホントにうれしいことです。
彼女の講義を聞きに行ったときに、彼女が書いた女性の金管楽器奏者についての本をもとに行っていて、私の研究の資料としてとても重要なものになりそうだったので、その本が欲しいと言ったら、後で、ちゃんとサインをしてプレゼントしてくれました。そして驚くことに、ちゃんとその本の私ものっているのです!!!感無量した。
私も日本での彼女のような存在になれるようにがんばりたいなと心の底から思いました。彼女と出会えたこと、こんなにかわいがってもらえること、感謝以外の何者でもありません。ウィーンにも会いに行きたいですね。
ということで、というか、私も今年のリサイタルの準備が始まりました。今年は同郷のトロンボーンのYくんをゲストに迎えて、東京と水戸に2公演です。10月ですから、どうぞ皆様、手帳にご記入の上、ご来場ください!
大家さんに写真を撮ってもらったら、私が半分に切れちゃって・・・。私はよく見る顔だからいいんだってさ・・・。
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