mental control
普段の仕事では、先生業が多いわけですが、今回のダイビングでは私は生徒。いろんなことを教わってきました。
ダイビングの基礎的な知識はもちろんですが、無意識の世界があるということを教えていただいたのが一番大きいかな。
普段、自分の演奏でも生徒へのアドバイスでも、「すべてはコントロールだ」と言ってきました。体も意識もです。でも、今回、意識の中では大丈夫大丈夫、落ち着こうと思っているのに、ドキドキしてしまってなかなか潜れなかったり、潜ってもすぐ上がってきてしまったことがありました。それが、先生曰く、無意識の世界のようです。先生は、常に楽しむことが大事と言っていました。自分が演奏で少しずつ結果を出せるになったのは、感謝の心を持てるようになってからでした。音楽家のメンタルトレーニングの本にも、緊張等は何かにとらわれた状態で、それを楽にするのが「ありがとう」「好き」「楽しい」という気持ちだと書いてありました。それをわかっていましたが、今回のドキドキがそれだということには、その時は気が付きませんでした。あとで、先生にいろいろ説明していただいて、このことだなぁと実感しました。私は本番でそんなにたくさん緊張することはないけど、緊張しいの生徒は私の海でのドキドキと同じ状態なんだから、いい演奏できるわけないよね。
私は演奏でこけても死にゃしない!と思っているので、そこまでドキドキしないのでしょうが、ダイビングでは、これが外れたら死んじゃうんじゃないかとか、これがなくなったらパニックって溺れちゃうんじゃないかとか、ちょっと気になることがあると、意識では大丈夫大丈夫と思っていても、大丈夫と思っていること自体それを意識しているんだからダメなんだよね。本当によく、メンタルトレーニングの本に書いてあることが実感できました。
キレイな魚を見たり、すいすい泳げているとにきは、なんともないの。海がすごい広いことを感じたり、ちょっとしたことで不安になると、ドキドキしそうになる。当たり前なんだろうけどね。半ば感情をコントロールできると思っているのに、ドキドキしてしまうと、なんでコントロールできないんだろうとまた一段と不安になったりして。自信過剰でしたね。人間なんだもの、いろんな感情を持って当たり前だよね。
「楽しむことが安全につながる」って、ホントにそうなんだね。音楽家のまた指導者としての私にとって、非常に大きな収穫でした。次はもっとスムーズにできるかな。何事も同じ、人生すべてが勉強だね。
次回は自分の歯型のマウスピースを作って、マスクもMYマスクを購入して、小さな不安を取り除いて臨みたいと思います。なんて、買い物楽し~い!!!
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