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2017年10月の記事

2017年10月30日 (月)

Diary

私は元々、「捨てられない」「片付けられない」人なので、この忙しい時期(と言っても忙しくない時はめったにないのでただ要領が悪い人間なだけかもですか)の部屋の散らかりようと言ったら泥棒もあきらめて帰るんじゃないかと思うくらい(でも何年か前に空き巣にごっそりやられたのはこの時期だったな)。こんな私だからホントにちょっとずつなのですが、断捨離のつもりで勇気を出して物を捨てています。

今日も同業の知人が倒れて仕事を続けられなくなった話を聞きました。歳はたいして変わりません。先月から、血は繋がらないけれどごく身近な大切な人も。さらに身の回りのお手伝いをしてくれていた人も。「呪われているんじゃない!?」と言われるくらい、ここのところ続いています。仕事では相変わらず、人として良くない意味で驚かされることがたくさん。またここにもかと残念なことばかりなのに、大切な人身近な人に大変なことが起こって。

先日のリサイタルは、はじめからずっと応援してくれていた祖母が会場に来ることが出来ませんでした。もう少しで100歳、去年まで来てくれていたことだけでも有難いことなのかもしれませんが、やっぱり寂しいものです。

応援してくれる、助けてくれる、理解してくれる、一緒に話ができる大切な人たち、絶対大切にしないと。そして私自身が健康に生きていないと。

ごちゃごちゃしたのは疲れました。感謝の心だけ持ってシンプルに生きたくなってきました。寝不足続きでもこんな時間にこんなこと書きたくなったり、この部屋を見まわすとまだまだどう考えても当分無理そうですが・・・一応努力はしているのです、これでも。今までの人生の中で一番くらい。今までで一番、痛いくらいいろいから感じています。

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2017年10月24日 (火)

The meaning behind my...

リサイタルで涙を流したのはたぶん2回目です。1回目は母の姿を見ることが出来なくなった時。理由はどうあれ、泣いてしまっては演奏に影響するのはわかっていますから、涙もろいのはなおさなければいけません。最近いえここ何年かの想いがドッと湧き出してきて、こらえることが出来ませんでした。しばらくモヤモヤしていたものが、ここのところはっきりとした結果となって現れてきたのだと思います。

簡単に言えば、私の考えが甘かったのです。そんなことあるわけないのですが、同じ方向を向いている人は同じ気持ちだと信じていました。例えば楽器が上手になりたいと思っている人は、そのレベルや環境に差はあれど、みんな仲間だと思ってた。だからたまたま私がお教えする立場になった時も一生懸命。例えば誰かファンの人がいたとして、応援する気持ちは同じだと思っていました。良い企画があればみんなで一生懸命取り組む。誰か助けてくれる人がいれば感謝。表だけいい顔をして裏では何も動いていなかったり、良いことをしようとしていても心の中では儲けることばかり考えていたり、一緒に色々やるフリをして私を利用していただけだったり、そんな人たちがいるとは思わなかった。相手のことは考えずわがままな要求にわがままな発言、そんな人たちに一生懸命対応していた。助けられるものはみんな助けたいと思ってた。

ここのところ、私は何だったのだろうと思うことがたくさんありました。私が勝手に思っていただけです。私が勝手に頑張っていただけです。期待するのが間違い。みんな同じじゃない。当たり前です。良い勉強をさせてもらいました。ある人は私が利用される方の人で良かったと言ってくれました。ある人は本当のことを教えてくれました。わかる人にわかってもらえばいい。言葉は通じなくても、ネクタイで涙を拭ってくれる仲間もいるし。それでいいのですね。私はもう大丈夫です。どうもありがとう。
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2017年10月22日 (日)

17th recital with Owen

17回目のリサイタルが終わりました。今回は(?)おかげ様でとっても評判がいいように感じます。初の外国からのゲスト、オーウェンのおかげかな。
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いつものリサイタルだと、半分は研究発表、もう半分は絶対お客様に楽しんでいただくという考えでプログラムを組んでいるので、多少チャレンジしてみるという感じもあるのですが、今回は彼の演奏があった上で自分のプログラムを考えました。テクニカルなオーウェンに対してテクニックのない私がどうやって一緒にやるかということ。なので、必然的に自分の少ない持ち味が活かされるプログラムになったようです。

このことからもそうですが、今回長い間彼と過ごして、とても勉強になりました。色んな意味で自分を省みるいい機会になりました。彼のレッスンを見ていて、また一緒に練習して、自分に足りないものがよくわかりましたから、アンブシュアも楽器の持ち方も練習内容も方法も考え方も大きく変えました。違っていたというより、より徹底した感じです。すぐに改善されることばかりでないけれど、良い方向に変わることが出来るように思います。

もちろん以前から信用していなかったわけではありませんが、今回より一層、彼に対する信頼の念は強くなりました。彼の仕事のやり方、とてもきちんとしています。彼のスケジュールの全てをコーディネートしていたので、正直とても大変でした。自分もリサイタルがあるのに、彼のお迎えや付添いで、いつも以上に練習の時間が取れない上に、雑務はいつもの何倍もありましたから。当然寝る時間すら取れませんでした。でも今回、彼を日本に呼んで、本当に良かったと思っています。彼との仕事はとてもやりやすかった。何でも食べるしね!そして、本当に沢山のことを話しました。彼とは桁が違うけど、環境や考え方、そして生き方がすごく似ていると思います。共感出来ることがたくさんありました。とにかくそれがとっても嬉しかったし、これからの自分にとても良い栄養になりました。この歳でこんなに信頼出来る仲間が出来るなんてなんと有難いことか。

ここからは宣伝ですが、そんなオーウェンのCD手に入れられなかった方へ朗報です!彼からCDを預かっていますので、代理でお譲りすることが出来ます。早い者勝ちですが。数日後より私のホームページの販売ページからお申し込みいただけますが、先にご連絡頂いても構いません。Facebookのメッセージでもメールでも。CDのレビューはこちらです。
From Brass Bandworld... CD of the Month: The Demonic Virtuoso:
http://www.brassbandworld.co.uk/reviews/1440/cd-of-the-month-the-demonic-virtuoso

雨の中、水戸まで車で帰ってきました。疲れていて眠くて、ツラい道中だったけど、先日オーウェンを乗せて走った道、ホッコリと色々な想いに浸っていました。私は幸せ者です。オーウェンだけに!応援頂いた皆様(^_^;)、そして大切な仲間に、どうもありがとう!
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