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2017年10月24日 (火)

The meaning behind my...

リサイタルで涙を流したのはたぶん2回目です。1回目は母の姿を見ることが出来なくなった時。理由はどうあれ、泣いてしまっては演奏に影響するのはわかっていますから、涙もろいのはなおさなければいけません。最近いえここ何年かの想いがドッと湧き出してきて、こらえることが出来ませんでした。しばらくモヤモヤしていたものが、ここのところはっきりとした結果となって現れてきたのだと思います。

簡単に言えば、私の考えが甘かったのです。そんなことあるわけないのですが、同じ方向を向いている人は同じ気持ちだと信じていました。例えば楽器が上手になりたいと思っている人は、そのレベルや環境に差はあれど、みんな仲間だと思ってた。だからたまたま私がお教えする立場になった時も一生懸命。例えば誰かファンの人がいたとして、応援する気持ちは同じだと思っていました。良い企画があればみんなで一生懸命取り組む。誰か助けてくれる人がいれば感謝。表だけいい顔をして裏では何も動いていなかったり、良いことをしようとしていても心の中では儲けることばかり考えていたり、一緒に色々やるフリをして私を利用していただけだったり、そんな人たちがいるとは思わなかった。相手のことは考えずわがままな要求にわがままな発言、そんな人たちに一生懸命対応していた。助けられるものはみんな助けたいと思ってた。

ここのところ、私は何だったのだろうと思うことがたくさんありました。私が勝手に思っていただけです。私が勝手に頑張っていただけです。期待するのが間違い。みんな同じじゃない。当たり前です。良い勉強をさせてもらいました。ある人は私が利用される方の人で良かったと言ってくれました。ある人は本当のことを教えてくれました。わかる人にわかってもらえばいい。言葉は通じなくても、ネクタイで涙を拭ってくれる仲間もいるし。それでいいのですね。私はもう大丈夫です。どうもありがとう。
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