With the biggest love
祖母が亡くなりました。あと2週間で100歳。数えだと101歳。もうちょいだったけど立派。あまり実感がないというのが正直なところだけど。一昨年の10月のリサイタルには来てくれてた。夏までうちで暮らして、本当にギリギリのところまで叔父叔母が良く面倒みてくれて、最期は一応肺炎だったらしいけれど、大きな病気もなく本当に生き抜いて自分から安らかに眠りについたように思う。
母がいる時も、そして亡くなってからも、よく水戸駅で待ち合わせてランチをしたりしたっけ。色々頭の中で考える人で、たくさんお話しました。その考える頭は、母、そして私にしっかり受け継がれてる。頭の中に漢詩の引き出しを持っていて、地図も大好き。棺の中には祖母の実家の方の家系図が。祖母の甥っ子さん?が祖母と作ってくれていつも見てたんだって。「おばあちゃんこれ持ってあちこち訪ね歩くんじゃない?」と昨日もみんなで笑って話してたけど。祖母を助手席に乗せると、いつも祖母が道案内。新しい道が出来たというのをニュースでしか知らないから行ってみたいと、行ってみたこともあったっけ。祖母の頭の中の地図を頼りに行くと、本当に新しい道が。私はさっぱりどこがどこだかわからなかったけどね。一度だけ、祖母と旅行に行ったこともあったな。祖母の実家の方だったから、親戚のおうちに電撃訪問したり、自然食レストランに行ってみたり。一緒にお風呂入って、シャワーがお水で飛び跳ねてたっけ。思い出はいくらでもある。
叔父が最後に言っていたけど、気遣いの人。母の代わりにとも思ってくれてたんだろうな。たくさんたくさん気を使ってくれてた。いつも気にかけてくれてた。恩返しなんか何にも出来なかったな。変かもしれないけれど、逆にこれからの方がいつもどこでも本番を聴きに来てくれるような気がする。ずいぶん前に亡くなったおじいちゃん、そして母と同じように。だからね、さようならって感じじゃないんだよね、私には。少し寂しくなったけど。私はこれからも変わらず、あなたの孫です。
だもの、がんばらなきゃね、もっと。
初めて出てきた祖父と祖母の結婚した時の写真。おじいちゃんが意外にイケメンと従兄弟たちの間で話題に。
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