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2019年5月 2日 (木)

EuroBrass19-2 Test-piece

European Brass Band Championship 2019

4/25(金)はいよいよ

チャンピオンシップのテスト・ピース(課題曲)。

毎回、開催地の作曲家に委嘱されます。

といことで、

今回はスイスの作曲家。

コンクール前には、

作曲家のトーク・タイム。

曲の内容はさることながら、

作曲家さんの人柄を垣間見ることが出来て、

これもまた面白いですね。

やっぱり人柄が

曲に出ているように思います。

チャンピオンシップ・テストピースの作曲家

Ludovic Neurohrさん。

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タイトルは、

Dear Cassandra (Concerto for Brass Band No.14)

奏者にとっては、

音域もインターバルもキツそう。

掛け合いやちょっとしたデュエットも

整えるのが難しそうです。

全体ではやはり

ダイナミクスの設定とバランスの取り方。

バンドによって、

全く違う曲に聞こえます。

20分くらいの大曲です。

 

演奏順はもちろん

くじ引きで以下の通り。

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テスト・ピースの私のイチ押しは、

ノルウェーのEikanger-Bjørsvik Musikklag。

全くスキがありませんでした。

現代的な素晴らしいサウンドで、

はっきりした表現。

精巧に組み立てられ、

曲がとてもわかりやすく表現されていました。

旗を振って

オリンピックさながらの応援団。

これも

「ヨーロピアン」って感じですね!

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注目のCory Bandは

ブリティッシュなサウンドで素晴らしいのですが、

残念ながら

大人しく聞こえました。

近年、

ヨーロピアンのコンクールでは、

「ブリティッシュのサウンド」であることが

良い評価を受ける要因にならないことがあるように思います。

ヨーロピアンに来たらすでに、

ブラスバンドは

イギリスのものでなく、

「インターナショナル」なものになって来ています。

この数年の変化はとても大きいというのが、

今回の1番の感想でもあります。

 

Paris Brass Bandは

洗練されたサウンドが相変わらず印象的ですが、

技術的に目一杯なのか、

ミスが目立ち表現に余裕がなかったのが残念。

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反面、

とても落ち着いた表現をしていたのが、

ドイツの3BA Concert Band。

前回はユースバンドで吹いていた友達が大きくなって

こちらのバンドで吹いてるのを見て

嬉しくもなりました。

Brass Band Oberösterreichは、

さすが音楽の都 オーストリアのバンドという感じで、

品のある大人の演奏。

スイスのBrass Band Bürgermusik Luzern

ベルギーのBrass Band Willebroekも、

安定感のある演奏で

楽しませてもらいました。

 

16:00から22:00過ぎまで

ぶっ通しで同じ曲が次々演奏されるわけですが、

バンドによって全く違う曲のように聞こえますから

面白いものです。

ボックスの中で聞いている審査員は

さぞかし大変かと思いますが(^_^;)

ちなみにこの日の審査員は

Ian Bousfield (England)
Hervé Grelat (Switzerland)
Bert Van Thienen (Belgium)

 

帰り道ケバブレストランで一息ついていると、

みんないるいる!

Cバンドのプリンシパルさんや

Eバンドのお友達、

某雑誌の編集長に

今回は参加していないBバンドのユーフォニアムのDくんが

Cバンドのトロンボーンのお父さんと一緒に。

モントルーの街は

バンズマンだらけ。

そんなのも

ヨーロピアンの楽しみかもしれません。

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つづく。

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