EuroBrass19-5 favorites
European Brass Band Championships 2019
トランペット吹きの端くれとして書いておきたいことが。
Hans Ganschさんです。
オーストリアのバンドで吹いていると言う話を聞いたことがありましたが、
今回のオーストリアからのバンド
Brass Band Oberösterreichのプリンシパルの席には座っていなかったので、
もう吹いていないのかなぁと思っていたら、
武雄先生が「レピアノのところにいるの違うかな?」と。
やっぱりそうでした!
課題曲演奏後のロビーのカフェで1杯やっていた
指揮者のIan Porthouseと
バンドのマネージャーさんにお会いできて、
Hansさんともご挨拶することができました。
皆さん穏やかで、素敵な方々です。
でも驚くべきはこの翌日、
自由曲の時でした。
この日の審査員でもあるJan Van dear RoostさんのFrom Ancient Times。
素晴らしいhigh Fが聞こえてソプラノの方を見ると、
吹いていたのはなんと!
Hansさん!!!
ソプラノのアシスタントをされていたのです!
その素晴らしいのと言ったら
私はこんなに素晴らしい音のソプラノの音は聞いたことがない!!!
ピッコロとはまた違って柔らかく
伸びがあって
バンドのサウンドとのブレンド感といい
ピタッピタッと決まって、
バンドのソプラノ奏者さんも素晴らしいのですが、
それをさらに引き立てるような、
さすがとしか言いようがありません。
演奏後、
1人で立たされていたバンドのソプラノ奏者が
Hansさんを引っ張り上げると、
会場からは拍手喝采。
バンドも落ち着いた正統的な表現とサウンドで
素晴らしい演奏でした。
きっとオーストリアのユースバンドも、
このような素晴らしい人たちが
指導しているのでしょうから、
それは上手くなるはずです。
私にとっては
1番の感動でした。
もうひとつ印象的だったのは、
地元スイスのBrass Band Bürgermusik Luzern。
Paul McGheeの新曲
King Kong on Rue Igor-Stravinskyを演奏して
会場を沸かせていました。
現代的で、
いわゆる「カッコいい」曲です。
これからのブラスバンドの曲は、
このようなものが多くなっていくのかもしれません。
いわゆるクラシックではなく、
映画音楽のような。
ブラスバンドならではの良さが
引き出されていました。
ユースバンドのPremierセクションで
Black Dykeのテナー・ホーン Siobhanが吹いたソロも
この作曲家さんのでしたね。
人気の作曲家さんのようです。
(ご本人もキング・コングに出てきそうな方でした(^_^;))
やはりコンテストですから、
選曲大事ですね。
このバンドの指揮者Michael Bachさん、
一方先を行く指導者さんのようです。
写真はお母様と。
武雄先生は彼のお父様Markus S. Bachさんと
古くからのお友達だそうです。
そして
「うちの息子が教えてるバンドがこれから演奏するんだよ〜」
と言われて聴いたのが、
スイスの上手なユースバンドBML Talents
だったのです。
やっぱり
良いバンドは良い指導者から。
指導者の層も違うなと感じました。
いい勉強になりました。
つづく。
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